自治体の課題を企業版ふるさと納税で事業化とプレイヤーの自走化に成功

Last update: 2026,4,5

CASE STUDY

支援先の属性 ・市役所
目的 坂井市が掲げる「結婚するなら坂井市」というスローガンのもと、子育てしやすいまちの実現を目指す。その一環として、子育て企画を実践するプレイヤーを育成し、自走する事業を増やしていく。
活動概要 坂井市における子育てコンテンツの創出を目的としたコンテストを開催する。
採択された事業には賞金を授与するほか、事業の自走化に向けた伴走支援を実施する。
課題 坂井市において子育て企画を実施しているプレイヤーが少ないうえ、プレイヤーの中には収益化できず疲弊している人もいる。
状況 子育て企画を実施しているプレイヤーはいるが、収益化できず続かない。また、予算を市へ要求する人も多い。
相談内容 子育て企画を実践するプレイヤーは存在するものの、収益化の目途が立たず、活動を継続できないケースが多い。また、資金源を確保できず、市に予算措置を依存する傾向も顕著である。
支援概要 ・コンテストの運営
子育てコンテンツを創出するためのコンテストを運営する。

・伴走支援の実施
採択された事業の自走化を目指し、継続的な伴走支援を実施する。

・財源の確保
企業版ふるさと納税を活用し、当該事業の予算を確保する。
支援結果 ■コンテストの開催
・10名以上の応募の中から、厳正な審査を経て3名を採択した。

■イベントの成功
・優れた集客実誇る子育て企画を創出(輩出)するに至った。

■プレイヤーの自走化
・各企画の収益化を実現し、プレイヤーが自立して事業を継続できる「自走化」を達成した。

自走化支援内容

自走化の方法

自治体における「結婚するなら坂井市」の機運醸成を目的としてコンテストを開催。
企業版ふるさと納税を活用し実施しました。
企業版ふるさと納税を活用することで、自治体が予算で事業化が可能となりました。

内容は、子育て支援企画を実施したい地域プレイヤーを対象にプランコンテストを企画、運営しました。プランの中から3件を採択し、さらに採択外の1件を含めた計4件の企画に対して伴走支援を行いました。

支援内容としては、イベント運営に関するノウハウの提供に加え、自走化を見据えた協賛金の獲得手法の共有など、継続的な活動に繋がる仕組みづくりを重視しました。その結果、各プレイヤーが主体的に企画を実施できる状態へと成長し、自走化を実現しています。

また、既に子育て支援に取り組んでいる多様なプレイヤーの紹介も行い、地域内の連携強化およびネットワーク形成にも寄与しました。

企業版ふるさと納税によるコンテスト予算獲得

企業版ふるさと納税を活用し300万円の資金を集めました。
企業への企画書作成から営業を実施しました。

伴走者の協賛金の獲得

支援者の中で企画予算が大きく、協賛獲得依頼の伴走支援を2件実施し、いずれも目標金額獲得(44万円、58万円)を達成することができました。

今後の展開

伴走支援においては、イベント運営のノウハウ提供に加え、協賛金の獲得支援も実施しました。これにより、各プレイヤーが自ら資金を確保し、継続的に活動できる体制の構築を支援していきます。

また、本事業を通じて、自治体として子育て分野に限らず、さまざまな地域プレイヤーの育成の必要性が認識されました。その結果、所管課を変更したうえで事業の継続が決定されています。

今後は、子育てプレイヤーに加え、まちづくりプレイヤーや民間団体など、多様な担い手の育成へと展開していく予定です。